ドイツの古城【フランケンシュタイン城】

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フランケンシュタイン城

 


lappingによるPixabayからの画像

美しい古城が多く存在するドイツにおいて、異質さが際立つフランケンシュタイン城。そう感じてしまうのは、小説『フランケンシュタイン』のモデルとなっているためでしょうか。

 

国名/所在地

ドイツ連邦共和国 / ダルムシュタット近郊

 

小説『フランケンシュタイン』のモデルと言われた男

フランケンシュタイン城は、13世紀以前にフォン・フランケンシュタインというドイツの貴族が建てたお城だったといいます。現在は礼拝堂と2つの塔が残されているのみですが、当時はかなりの大きさを誇る堅牢な要塞だったそうです。

17世紀~18世紀には錬金術師(科学者)で自然哲学者のヨーハン・コンラート・ディッペルの住居となり、彼こそが小説『フランケンシュタイン』に登場する医学生のモデルと言われています。

♔ イギリスの小説家メアリー・シェリーが1818年に発表したゴシック小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス(原題)』に登場する怪物を作り出す男は、よく博士として誤認されているらしく、原作は医学生。わたしも勘違いしていました(^_^;) 

モデルと思われている根拠として、ディッペルは解剖学にも興味をもっていたため『死体泥棒』と呼ばれていたこともあるとか。また署名に【フォン・フランケンシュタイン】とサインすることもあったとされます。ちなみにディッペルはフランケンシュタインの血筋ではないそうです。

著者のメアリーは、夫とスイスへバイロン卿を訪ねる際にこの地を訪れ、このお城の言い伝えを耳にしたのではと囁かれていましたが真実は不明のままです。

♔ このお城には怪物の噂とは別にして、古くはゲオルク・フォン・フランケンシュタインという名の勇猛な騎士がいて、村人を惑わすドラゴンを退治したとの言い伝えがあります。

現在お城は季節ごとのイベントが開催されており賑わっているそうです。(城内にはカフェがあるそうです。)

 

まとめ・感想

今回、お城の建設にまつわる歴史などがほとんど見受けられず・・・「小説のモデル」としての色が濃くなってしまいました。(ーー;) でも前回【ドラキュラ城(ブラン城)】をUPしたのでやっぱり『フランケンシュタイン・・・』だよね!となりました(^_^)

外観からの印象は、塔と礼拝堂が残るのみで廃墟となっていることもあり、暗夜とかで見ると少し怖いかもしれませんね。ドイツのお城は宮殿や城館としての趣がありますが、これはまたこれで味わい深いのではないでしょうか。

 

参考資料:世界一美しい夢の城図鑑/世界のお城研究会 編/宝島社 2014年

他多数のWebサイトから参考にしております

 

 

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