サン・ジョルジェ城
オレンジ色の屋根が建ち並ぶ美しい景色が広がるリスボン。
そんな街並みを一望できるサン・ジョルジェ城です。
国名 / 所在地
ポルトガル共和国 / リスボン中央部、アルファマ地区
建設の歴史
紀元前のローマ時代に建てられたとされるサン・ジョルジェ城は、誰が最初に建てたのかは不明とされています。
ローマ帝国に始まり、イスラム教徒、キリスト教徒と支配が移り変わっていったとされます。
ブルゴーニュ王朝初代ポルトガル王アフォンソ1世が、イスラム教徒から要塞を奪取し、13世紀半ばに王宮となります。(この頃は『アルカサヴァ城』と呼ばれていたそうです。
また、リスボンがポルトガルの首都になり、お城は軍事的重要な場所となります。
1373年~1374年、フェルナンド1世(ポルトガル王)によって77の塔を持つ城壁が造られます。
その姿は現在でも見られます。しかし、一部を除いて内部はほとんど当時の面影はなく、公園として有料ではあるものの入場が可能です。
16世紀に入り、テージョ川沿いに新しい王宮が建てられたことによって、お城は荒廃していきます。
1569年、セバスティアン1世により自身の住居を兼ねた王宮として再建をします。
セバスティアン1世の死後、スペイン支配時代には兵舎としてまた、監獄として使用されます。
1755年、リスボン大地震によって損傷し、1940年代まで放置されています。
まとめ・感想
城壁を歩く事が出来るため、展望台とは違った景色が楽しめるのも魅力の一つとされます。
残存している11の塔(中央塔、王宮の塔、公文書の塔、獲得の塔、貯水の塔、サン・ローレンソの塔、他)は上ることができ、いろいろな方面からリスボンの街並みを楽しめるそうです。
考古学に興味があれば、イスラム時代の遺跡や最後の宮殿の遺跡などが見られるガイド付きツアーを利用してみるのも良いかもしれませんね(^^)
参考資料:公式サイト=http://castelodesaoorge.pt/
参考資料:ヨーロッパの「古城・宮殿」がよくわかる本 桐生操監修/株式会社レッカ社
他多数のWebサイトから参考にしております
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